遊び方の手引き

『蒸溜所の帳簿』は、コマンドを選んで日を進め、原酒を造り、樽で寝かせ、商品にして売る——この繰り返しで蒸溜所を育てるゲームです。ここでは最初の数十年で何をすればよいかを、順を追って説明します。

創業から3年樽詰めの考え方銘柄づくりと値付け 品評会と世界ランキング人と設備を増やす世代交代セーブと複数端末

創業から3年 — 売るものが何もない期間

ゲームを始めて最初に気づくのは、売る商品が何もないことです。蒸溜したての原酒(ニューメイク)は、3年寝かせないとウイスキーを名乗れません。この3年間は、ひたすら仕込みと樽詰めをして、資金を減らさないように耐える時間です。

初期設定では自動樽詰めがONになっています。50Lの新樽に自動で詰まっていくので、まずは「日を進める」系のコマンドを選んで時間を進めてください。小さな樽は熟成が速く、3年で最初のウイスキーができあがります。

この時期にやっておくとよいこと

樽詰めの考え方 — 早く売るか、寝かせて価値を育てるか

樽選びは、このゲームで最も奥が深い部分です。決めるのは3つ、材・サイズ・フィル(何度目の使用か)です。

樽詰めの瞬間、10%の確率で★当たり樽が生まれます。当たり樽だけが飲み頃S以上に到達でき、品評会や世界ランキングの主役になります。熟成庫のタブで★印を探し、ロックをかけて長期熟成に回すのが定石です。

銘柄づくりと値付け

熟成した原酒がたまったら、銘柄を設計します。使う原酒の熟成年数の範囲、度数の方式、樽の指定、飲み頃の条件——これらが商品の適正価格を決めます。適正価格は在庫量に左右されない理論値なので、良い原酒を使えば必ず高い商品になります。

値付けは適正価格との比率で効きます。安くすればよく売れ、高くすれば売れ行きが鈍り、適正の3倍を超えるとほとんど売れなくなります。「高く売る」戦略を取るなら、それに見合う中身とブランドが必要です。

飲み頃を過ぎた樽や度数が落ちた樽で商品を作ると、市場の評判が下がります(営業力とブランドが少しずつ削られます)。若いうちに大量に売り捌く戦略は、蒸溜所が大きくなるほど痛手になります。

シングルカスク — 一樽だけの限定ボトル

技術レベル4になると、樽をまるごと1本の限定銘柄として売り出せます。当たり樽で飲み頃S以上のものを瓶詰めすれば、世界シングルカスク選手権の上位を狙えます。販売の記録は「限定樽」タブに永久に残ります。

品評会と世界ランキング

技術レベル5から、毎年3回の品評会に出品できます(4月15日・7月20日・10月10日)。銅賞は出品すれば確定、銀賞は12年以上、金賞は20年以上かつ技術20、優勝は30年以上かつ技術30が目安です。銀賞以上を獲った品評会は、翌年も出品して防衛しないと実績が下がります。

世界ランキングは、複数デバイス連携(メール認証)をすると参加できます。存続年数・最大資産・累計販売本数・最高額ボトル、そして世界シングルカスク選手権の総合と部門別(熟成年数別5部門・樽の種類別・蒸溜方法別・ブレンデッド)で、世界中のプレイヤーと競えます。

人と設備を増やす

創業時は家族3人だけで回せますが、設備と熟成庫が大きくなるほど必要人員は増えます。人手が足りないと営業力とブランドが日々少しずつ落ちていきます。一方で人件費は重く、役員報酬も発生するため、雇いすぎれば慢性赤字になります。必要数を見ながら増やすのが基本です。

設備投資は生産チェーンの詰まりを見て決めます。発酵槽が細ければ釜が遊び、釜が小さければ樽が埋まりません。熟成庫が満杯になれば、そもそも樽詰めができなくなります。

税と景気にも波があります。利益が一定を超えると法人税がかかり、10年周期でブームと不況が訪れます。不況期は売上の上限が下がるので、好況のうちに蓄えておくことが大切です。

世代交代 — 帳簿は受け継がれる

当主は在任30年か60歳を過ぎると、いずれ引退します。跡を継ぐのは息子か娘で、「初代の名+二世」として就任し、世代ごとに得意分野(気質)が変わります。あなたが遺した熟成庫の樽は、そのまま次の世代の資産になります。30年ものの原酒は、二代目の時代に花開くのです。

セーブと複数端末

進行は自動保存されます。何もしなくてもサーバーにも控えが取られるので、うっかりタブを閉じても大丈夫です。ただしブラウザのデータを消去すると端末の鍵ごと消えるため、メールアドレスで複数デバイス連携をしておくと確実に復元できます。連携すると、PCとスマートフォンで同じデータの続きを遊べます。

ゲーム内の「攻略マニュアル」には、内部の計算式や係数まで含めたさらに詳しい解説があります。

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